「もうやだ、この国!!」
警察や検察が目先の手柄を追いかけたことで、日本の国益が損なわれているなあ。
そもそも裁判の決着までに何年もかかって、その間プログラマーが活動一切できないってどういうことよ。そんで結果無罪だったとしても、変化の速いIT業界で数年遅れたら、もうすべてが手遅れになるやん。
この映画は原作を読んでいます。原作では時系列に沿って裁判の日記みたいな感じで進んでいきます。これを映画でまんまやると2時間では収まらないので、どこを使うかが腕の見せ所です。
結果ちょうどいい!!展開少ないところはごっぞり削って、見せ場をしっかり残している。そんで原作にはない、ちょっとした警察内部のエピソードも追加されていてエンタメになっとる。
人によって得意な表現方法が違うよね。文章やしゃべりで表現する人が多いんでしょうけど、絵や歌で表現するのが得意な人もいます。主人公の金子さんは、もちろんプログラミングでの表現です。裁判の中でパソコンを使って説明するシーンにグッときます。これが水を得た魚かー!こういう分かりやすい演出に弱いんだ私は!!
エンディングで、金子さん本人のVTRがちょっとだけ流れますが、東出のハマリ役ですね。不器用で会話が苦手な感じがそっくりでした。