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新解釈・三國志のkmtnのレビュー・感想・評価

新解釈・三國志(2020年製作の映画)
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友人が「俺も観るから、お前も観ろ」と連絡があり、乗せられて視聴。
彼は20分で辞めたらしい。
あまりのテンポの良さに最後まで観れてしまう。


噂のルッキズムとミックスへの言及についてはかなり眉を顰めた。
渡辺直美といえば、意識的ではなさそうだけれど、結果的にアンチルッキズムの象徴的なタレントの一人であるし、
東京五輪での「豚演出」の話も記憶に新しい。
更に渡辺直美は台湾とのミックス。
彼女に城田優への台詞を言わすのはちょっとグロテクスとさえ感じた。


その点を除けば、とにかくテンポが良いので、面白いか面白くないかは別として、最後まではちゃんと観れる。
上記の様に新喜劇的なギャグなので、映画との相性は良くはないと思うけれど、手数が多いので、あまり深く考える間もなく、次のまったく違う画面に変わっている。
たまにあるアクションシーンはなかなか良い。


何人かのキャストはかなりハマっているのも今作の良いところ。
劉備は現代の売れっ子タレントから選べば当然大泉洋であるだろうし、
小栗旬の曹操も(驚くほど活躍シーンがなかったが)合っている。
関羽、張飛、趙雲の3人組はよく出てくるがこちらもかなり似合っていて良い。
そしてこれはある意味嬉しい驚きだったのだけど、ムロツヨシの諸葛亮がピッタリ合っていて、これも好印象。


無神経な映画だと思うけれど、
これを好きだと思う人を否定する気もない。
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