クリムゾンキング

Suite 313(原題)のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

Suite 313(原題)(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

サンドラという女性から911要請を受けたコナー捜査官は単身指定された住所へ急行するが、行ってみたらなぜか中はもぬけの殻、だけならまだいいけど床やベッドには血がべっとりついてるしトイレにはキモイもんが詰まってるしウゲゲこんなとこ早く出たいぜ!と思ってるとベッドルームにあるラップトップPCから救援要請をしたサンドラからの通信が!直後よくわからない奴に襲われてチョーこえー早くこんなところから出たいぜ!

「俺たちのネクロストーム」ことボンクラ映画好き御用達。イタリアのゴア映画製作会社ネクロストームによるオカルト感あふれるゴアホラー。

といってもほかの作品に比べるとゴア描写は控えめ。だけどあくまで控えめなので苦手な人がおいそれと観られる代物ではないが(笑)

ホテルインフェルノの系譜に位置する作品。だけど件の作品がF一人称視点で繰り広げられるのに対して本作は限りなく一人称視点に近い三人称視点。
上記のようにゴア描写は当社比で低いけどその分オカルト的な恐怖感をあおる演出が随所にちりばめられ、暗い通路の中徐々に迫りくる「何か」の影などぞっとするシーンも多い。

映画というよりゲームの実況動画を観ているよう、と言われるとそれまでなのだけど、こうした類の作品が大好きなのでとても面白く観られた。

だけど敵の一体がどう見ても(聴いても)遠い昔遥か彼方の銀河系で理力の暗黒面に堕ちた騎士だったのは笑った。