緑

王の願い ハングルの始まりの緑のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハングルを作った王様の話。
実話ベースのフィクション。
知識がないのでどの程度フィクションかは判別不能。

とても地味。
すごく地味。
とにかく地味。(貶してはいない)
でも眠くなったり冗長に感じたりはしない。
これまた地味に編集がいいのだろう。

サンスクリット語の呪文が
役者の声質/滑舌の良さで心地よい。

仏教徒vs.儒者の二項対立がクリアすぎる。
王を挟んでの遣り取りだけで
直接の接点がなかったから尚そう見えたように思う。
賢者vs.愚者そのもので、
いくらなんでも単純化しすぎでは。

王や王妃や坊さんたちは
愛すべきキャラとして描かれていたが、
ステレオタイプな印象で
勿体なさと物足りなさが残った。
長所と短所が同居している人がいないんだよな。

人ではなくハングルができるまでという
出来事を描いたのだと割り切れば、
横道に逸れることなくストレートに伝わる作品。

王妃が亡くなる経緯が不鮮明。
元から患っていたのか、
断食からの死なのかがハッキリせずもやもや。

役者の芝居は良かった。
緑