王の願い ハングルの始まりの作品情報・感想・評価・動画配信

「王の願い ハングルの始まり」に投稿された感想・評価

霖雨

霖雨の感想・評価

3.6
ソン・ガンホの存在感。映っているだけで画力、安定感がある。

サンスクリット語。チベット文字。パスパ文字。
発声の仕方と文字の形。
韓国史はよく知らないし、諸説あるだろうけどこれはこれで面白い。

「朝鮮国は約束を守るべし。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏観世音菩薩」

「文字とは、音を入れる器でもありますが、音を殺す刃物にもなります。 音が死ねば、そこに込められた思考や感情も死にます。」

「仮に孔子が仏陀に会えど、敵視はせぬはずだ」

暗殺とか武力で抑えつけようみたいな勢力はないんやな。

この時代まで庶民に文字がなかったっていうのもな。不便すぎる。

シンミ和尚

108文字。煩悩

寺が荘厳で、雄大でかっこいい。

『殺人の追憶』の3人組

チェ・ドクムン
タン・ジュンサン
韓国語に興味あってちょっとかじってるわたしには、このハングル誕生にまつわる話はかなり興味深く面白かったです。

朝鮮では、朝鮮語を話していても表記は漢字しかなく、文字数の多さや朝鮮語を発音通りに表記しきれないという難点があり、高級官僚や貴族の間でしか使われていなかったのを、15世紀に世宗大王が広く国民が使えるシンプルな文字を作ろうと、その当時地位が低かった僧侶とともに朝鮮語の発音などを研究し、ハングルを開発した事を描いた物語です。

わたしも独自で韓国語を勉強してる(ハングル講座を聞くとかその程度)のですが、日本語と韓国語の言語距離がかなり近い事もありますが、ハングルは子音がすごく少なく、あとは母音と組み合わせるだけなので、ほんとにすぐに読めるようになって驚いたものです。
このシンプルな構造自体も、サンスクリット語やチベット語を参考に、相当考え抜かれてめちゃくちゃ合理的に作られてるのが、この作品を通してよく分かりました。

しかも、ハングルの文字の形は、下や口、喉といった発音器官の形から成り立ってるというのも、ほんとに面白い!
世宗大王が、多くの民が文字を習得する事で、学び知識を広げ、それが国力にもなるということで、身分が低い人にも簡単に覚えられる文字を追求したというのも素晴らしいと思いました。

どこまでが実際の話かはわかりませんが、王様は、儒教を重んじる臣下達が敵視する身分の低い僧侶を王宮に呼び、新しい文字作りを一緒にするだなんて、臣下達はこぞって猛反対したのですが、そこを押し切り、僧侶達を信頼しながら信念を貫くところや、ただ命令して開発させるのではなく、自分も研究し僧侶らと一緒に苦労したところもすごいです。
ほんとに学問や知性を重んじる知的な王様だったのだと思います。

ハングル開発の中心を担ったシンミ和尚も、相手が王様でも遜ることなく、正しいと思うことを恐れずに言う率直さがかっこいいし、演じたパクヘイルもとてもサマになってました。
その弟子のお坊さんには「愛の不時着」や「ラケット少年団」「ムーブ トゥ ヘブン」のタンジュンサンが演じていて、ほんとにほっこりと可愛らしかったです。
それにサンスクリット語のお経をまるで歌のように唱えててすごく上手で驚きました。

ソンガンホは庶民のオッサン役が板についてますが、今回は王様役で、やっぱり何でもモノにしてさすがです。
ソンガンホとパクヘイルの共演は「殺人の追憶」「グエムル」に続いて3作目なのかな。

世子にキムジュナン、官僚には「ヴィンツェンツォ」のチェドンムン、「シグナル」のチョンへギュンなど知った顔もチラホラいました。

文字を特権階級だけのものにしておく事は、つまり知識を権力が独占する事だと作品の中で言及されていましたが、これは、日本が植民地支配してた時代に、朝鮮人から朝鮮語を取り上げて日本語を押し付ける同化政策を通してアイデンティティまで奪おうとしたことに抵抗し、朝鮮語の辞書を作る事で朝鮮語を守ろうとした人たちを描いた「マルモイ」とも通じるものがあり、あらためて言葉や文字の持つ力について考えさせられました。

56
rikkorason

rikkorasonの感想・評価

3.7
世宗を題材にした映画やドラマ色々見たけれどこれはまた新しい視点で面白かった。
もうね、ソン・ガンホって何者?この人が出てくるだけで画面が急に色が変わるみたいな、画面全体にオーラが出るというかまあ語彙力の問題でなかなか上手く伝えられませんけども。とにかくすごい人だ。
テツ

テツの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国も日本と同様、中国から漢字が伝えられた国。

庶民には漢字が浸透せず、読み書きが出来なかった事から、新しいハングル文字を考案したストーリーでした。

韓国は儒教の国だけど、仏教の僧侶がハングルを考案したとは知らなかった。
るるん

るるんの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

昔の歴史を勉強してない(記憶が無い)ので
韓国が中国の支配下というのを知らなかった。
だから漢字が未だに残ってたりするんだな
とふと思いました。

ハングルは歴史が浅いとは聞いた事があったので
とても興味深い作品でしたが…
自分自身その辺の歴史を勉強してから見るべきなのだと反省した(汗)

他の歴史映画等を観ていたらもっと強く
言えば王の言うことを聞きそうなんだけど
この世宗様は怒る事が無かった
優しい王様だったから家臣達は
偉そうに歯向かわれたのか?!
他の世宗様題材の作品観てるのに・・・(汗)

でも今はキリスト教が多いイメージので
たまに儒教が出たりの韓国が
仏教があったのはやはり
歴史を知らなかったからで新たな韓国を
勉強出来た!

ハングルという文字を0から作るという
産みの辛さ 民にも書いて分かる文字創りを
したいという発想がもう王の器の大きさ
人として喜びや想いの共有をとの考えに
人間としての素晴らしい人なのだと
だからいまだに世宗大王を題材にした作品が
多い事に納得。

その後どうなってハングルが広まっていったのが知りたかったな〜

この作品は色々勉強させられる作品でした
韓国映画やっぱり凄い!!!!!!!

これの後に「マルモイ ことばあつめ」を観るといいのかも(未視聴なので笑)
ソンガンホ、パクヘイル、チョンミソンの3人は気付けば、殺人の追憶の映画のメンバーですね。
ミソンさんはよく見かける方だったの亡くなってしまったので悲しい😭

ハングルの成り立ちは耳に挟んではいるけど、知ってないからからピンとこなくて難しくて😅
日本人が少し出てきて、ちゃんとまともな日本語ー。
イジェフンの金子なんとかの映画で見た人だと思うー。

しかしクルクルみんなで回りながら♫朝鮮国は約束を守るべし南無阿弥陀睦観音菩薩女の朝鮮国は約束を守るべし♫って日本人僧侶怖いわww

ハングルが分からないけど文字を作るのはすごいことしたなと思った。
パクヘイルの僧役とっても似合っててよかった

ほんとこれが忘れられない笑
♫朝鮮国は約束を守るべし南無阿弥陀睦観音菩薩女の朝鮮国は約束を守るべし♫
hiropon

hiroponの感想・評価

3.6

2019年 韓国の歴史劇 ドラマ ___ 🇰🇷

ハングル文字創製 の作品は これまで 色々
と作られ 僕も観て来ましたが 今作は朝鮮
王朝時代で よく取り出される 世宗大王の
生涯と葛藤が描かれた作品でありました✨

ジャケ写の ソン・ガンホ が 世宗🤴🏻役で 庶民を思う哀愁ある演技は 相変わらずお手のもので この作品の見所であり 全てであると感じるぐらい素晴らしい熱演です …… 本作はそう言う作品であったと 僕は感じます …… 💁🏻‍♀️✨

テーマはハングル創製 …… 会話 言えば話すことは出来ても 読み書きすることは 上流階級の特権の時代 …… 庶民が読み書きを覚えることで 余分な争いを恐れた特権階級の人達が 敢えて避けて通ってきた事実でありました …… 🤷🏻‍♀️💦

庶民を不憫に感じていた 世宗が 立場が違う下流階層の 僧侶達とハングル作りに奔走する姿に 不審を抱いた臣下たちとの軋轢や対抗する姿を描き出した 定番の熱いストーリー …… 📚💥

それともう一つ 本作が遺作になった ″ チョン・ミソン″ の王妃の姿は 作品内容を見事に中和する演技は 作品のもう一つの見所だったと思います 素晴らしい女優 …… 冥福を祈ります 🙏🏻✨✨✨


✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
さかい

さかいの感想・評価

3.5
『殺人の追憶』の刑事と容疑者役の人という因縁タッグが「庶民にも使える文字」ハングルの創製をめざす。
な、なんてキトクな志なのか…!「庶民は無知でバカなままがいい」というのが権力者のふつうなのに。
本場サンスクリット語のお経は初めてきいた。エキゾチックエキゾチック!
最後のスバーハーは日本のお経にもよくある「〜そわか」。そこだけ分かった


2021.11.6
途中ねてしまったのでレンタルでリベンジ。
世界各国の言語のなかでも比較的新しく、また「いつ誰が作らせた」と成り立ちの過程が割とはっきりしてる点が特徴のハングル
レンタルで止めて戻してしながらじっくり観てみると、文字作りの様子も面白い
「日本語だとどうだっけ…?あ、あ、か、か…」とか、口をパクパクしながら観てた
「話し言葉しかなかった自国の言葉の専用の文字を創る」というのは、歴史上のどんな天才的な武将にも科学者にもまさる偉業
漢字の高度さと把握しきれない無限に近い奥深さ、漢字の一部と独自のかな文字を併用する日本語のガラパゴスな複雑怪奇さ…
それらもすごいが
頑張って簡単にしたハングルよりさらに文字が少ない英語はやはり優勝だとも思ったのだった
ち

ちの感想・評価

3.5
韓国語を勉強中の自分にとっては、とても興味深い内容。
ソンガンホ、チョンミソン、パクヘイルを軸に、物語は最後まで淡々としています。

そんな中で印象に残ったシーン、若い僧侶役のタン・ジュンサンがサンスクリット語のお経を唱えるのです。唄ってるかのように、上手い!この子、すごいな。ドラマ遺品整理士をそろそろ観ようかな。それか、根の深い木か。
kazmi

kazmiの感想・評価

3.8
ハングルは、知るほどに整然と美しく整えられた文字であると感心する。文字としては かなり短い期間に、限られた人間の手によって成ったというのも興味深い。それゆえ既存の社会や制度との摩擦もかなりあった…というのは、ドラマ「根の深い木」にも描かれていたけども、またこちらの違うアプローチで再認識。
ただ、後に観たからか「根の深い木」ほどの衝撃はなかったかなぁ。エンタメとしても、ドラマに軍配。
若い僧侶の彼、屈託なさがかわいかった!メインも良い俳優陣で丁寧に描かれているけど、ちょっと地味だったかな…

区別の難しい音の表記を分けるかどうか、の議論で「その音を失うと、それに込められた意思や思いまでなくしてしまう」という話はすごく腑に落ちた。

海印寺、懐かしかったー!
訪れた時には、恥ずかしながら何の知識もなかったんだけど。
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