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糸のihsuhsのネタバレレビュー・内容・結末

(2020年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

中島みゆきの「系」を題材にした映画。簡潔な内容として中学生の時の恋をずっと引きずっているレン(菅田将暉)とアオイ(小松菜奈)の話。平成にあった東北大震災などの事を散りばめすぎてごちゃごちゃしてる感はあった。
ツッコミどころが多い。特に最後のレンがアオイが戻ってる事を知り、追いかける場面でレンは大晦日にもかかわらず、小学生の娘をほっぽりだしてアオイを追いかけた。それほどまでに大切な人であるのは分かるが、流石に娘を置いてしかも大晦日に女のケツを追っかけるのはまったく共感できなかった。そういった共感できない場面がちょくちょくある。
また、レンとアオイが中学生の頃に世界を飛び回りたい、平凡に暮らしたいと真逆の理想像があった。しかし、大人になってから子供の頃に描いていた理想像とは真逆の人生を歩むことになる。「糸」の歌詞である縦の糸、横の糸の対比を表したかったんだと思うがあまりにも安直すぎではないかと思う。
わかりやすい映画を好む人はいいかもしれない。ただ私は共感できなかった。
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