ニャンタ

糸のニャンタのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
3.9
13歳に深い絆で結ばれた男女の初恋の行方が、気になる群像劇👩🏻‍💼🧶🧑🏻‍💼
 人生は、運命の赤い糸を考える暇が無い程…虐待や破産、離婚や震災を経験する人達で溢れていて毎日、何と戦っているのか分からなくなる程、辛い出来事が多いです🤦🏼🌀人は決して1人では生きていけず、支え合って生きていく事を知る重厚な物語でした📚

 背中にドングリを投げてぶつける、香(榮倉奈々)と、両親の場面は好きでした🫘
 感動する場面も幾つもありますが、『涙する程、感情が高ぶるピークを迎えるタイミングで、次の物語に移行してしまう…』点が残念で、平成の大きな出来事(リーマンショックや東日本大震災など)も描き、詰め込み過ぎた結果、”慌ただしい物語構成”に感じました📺📉😅

 曲『糸』の歌詞に、「逢うべき糸に出逢えると、人は仕合わせを感じる」があった為、運命の糸は1本だけで、漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)がくっつく展開を、序盤から期待して、観てしまっていたのですが、
漣(菅田将暉)と香(榮倉奈々)も、運命の糸で繋がっていた、と解釈したいです😤🍀
 榮倉奈々さんの演技が素晴らしかったですし、香は素敵な女性でした🤱🏻

 人と人が一緒に過ごす時間を、糸の織り方に例えていて、思い出が濃密であれば、『糸は簡単にほつれず、綺麗に織られて、一枚の布に仕上がる』というテーマで、”人との出逢いの大切さ”を教えてくれる映画だと思いました🪢🪡🧵🤭
ニャンタ

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