このレビューはネタバレを含みます
※映画構成の中で最後にアレサのドキュメンタリー映像を挿入していましたが、これは正解だと思います。途中で挿入する構成の映画もありますが、いきなりドラマからドキュメンタリーに引き戻されるようで感心出来ないですね。今回の演出の方がいいと思います。
※正直アレサの背景にこれほどのドラマがあったとは知りませんでした。人に感動を与える歌唱力を持つには、色々な時間が流れるているのだと改めて納得させましたね。
※幼いアレサが歌っている時に、ステージ上で一回りすると大人のアレサに代わっていた演出は良かったですね。流れ過ぎた時間を映像で表現するより、お洒落な演出だと思われましたね。
※ヒット曲の出ないアレサが白人のバックバンドのメンバーに出会い新たな自分の音楽表現を手に入れていくシーンがありましたが、音楽の持つ不思議な世界があるよう思われましたね。テイク12まで必死に取り組んでいましたね。ブルースなのに白人のバンドマンたちの演奏の乗りが良い?音楽奥深さですね。
※途中のシーンの中でカラーとモノクロを交差させて表現している所があって、その時のシーンを盛り上げるのには上手な演出だったように思われました。
※それと映画の中で根底に流れていることにアレサの母親に対するリスペクトが、至る所で描かれていて、その意味で映画タイトルがリスペクトとなっていることに大いに納得させられましたね。