アレサフランクリンの伝記映画。
すごくいい映画だと思う。予告がつまらなそうだっただけに、予想以上だった。
ほぼ全編歌。３，４分シナリオ進んですぐに歌、それでまた３，４分シナリオ進んですぐに歌の繰り返しみたいなのだが、その３，４分がとにかくエモーショナル、センセーショナルだし、起承転結はバキバキに効いている。もちろん歌自体もすごく良い。バラードなんかは家で改めてしっかりと聴きたいなと感じてしまうほどに。
華やかなんだけど、哀愁がすごくある映画で、アレサフランクリンもそうなのだが、クズと劇中で称される最初の旦那さえ私はすごく切なくて愛おしく思えた。本質的に悪い人間が出て来ないというのもある。
ラストにしたがって、歌はすごく胸を熱くするし、エンドロールで実際の彼女が歌うシーンもすごく良い。
ライトな「ボヘミアンラプソディ」のようにも感じた。
4.5つけるか悩んだが、観終わった後の余韻がそれほど残らなかったので、まぁ4点といったところ。でも、とてもいい映画です。悩んでいるなら観たほうが良いですね。
