グッドルッキンな人気俳優という枠だけにハマらない過剰なシネフィルぶりでもお馴染みの斎藤工(WOWOWのシネマ工房をこの10年毎週楽しみに生きている自分はついついタクミくんなどと馴れ馴れしくも呼んでしまう)を中心にちょうどコロナ禍に入る前に製作公開オムニバス映画。
寝る前にちょっと短めのやつを観たくてこのタイミングでの鑑賞。
いわゆる「自粛」によって表現を去勢することへの批評性が込められたアートフィルムの様相。
奇しくも時代を先読みした様な一本で興味深く観た。
が、手法や演出自体は真新しさもなく、なかなか面白いとかインスパイアされる様なところまでは至らず。もう一歩。
なにぶん邦画界隈に関しては不勉強なもので、各監督の作家性などが把握していればもっと受け取れる事も違ったのかな?
他の作品をなども観て、線で見れる様になって来れば浮かび上がってくることもあるかも。現時点ではこの評価。