ボーイミーツガールでもあって、ガールミーツボーイなはなし。
とりあえず小山田がいい。金子大地くんめっちゃいい。目とか表情とか、会話の間とか、ほんとに些細な動き、挙動、いちいちいろんなところに感情がみえてどきっとする。笑うところ怒るところ、ユカの顔色うかがうところ、全部全部よかった。でもとくに好きだったのは、ベッドから後ろの棚のカメラに手のばすカット。あとベッドからユカをのぞいてるカット。それと、データあげないのとこ。
ユカのこと好きになれないって意見が多いけど、この映画を通してみるとわたしはそんなに否定的な気持ちにはならなかった。ユカのこれまでの人生がどんなだったんだろうなって想像してしまう。たぶん、いろんなものとかいろんなことが、ユカのこと傷つけてきたんだろうなって思う。
ただ、似たようなとこある人が身近にいたこともあって、自分に直接関わりのある存在だったらやっぱり肯定はできないかも。この映画のなかのユカは可愛かった。
仕掛けというか、構成も好きだった。カットの感じとか音楽とか、演出も好きだった。こういうふうな映画によくある、これいまなんの時間だっけ？みたいな退屈な時間がない。
ずっとずっと待ってた映画。うれしい。期待どおりで期待以上でした。公開したらまたみにいきます。とりあえず金子大地くんがいい。
