このレビューはネタバレを含みます
あのときのこれ、実はこうでして。って2者の視点で描かれる類いの映像ものが好きで、話が2つの軸で流れていくのってより人物を繊細に作り上げていくみたいに感じる。
ユカちゃんだいぶメンヘラだったな〜。あなたはどんな人ですかって聞かれて答えられないシーンが象徴していたけど、自分が何者か分からない時期って、ずっと誰かに縋っていたいし、誰かのせいにしたいし、誰かを引きずり下ろしたいよね。
自分のことを好きだって言ってくれる小山田さんと、彼女できた、付き合ってるつもりなかったっていいつつも、LINE返してくれちゃう良平は、ユカにとっては縋れる存在だもんなあ。
ユカちゃんの嘘に気づき始めた、小山田くんの表情もリアルだったなあ、あれが1番分かる。あの時のこれ、LINEのやりとり、繋がる時って全部線になっちゃうし、それが許せない自分も嫌。いい意味で後味恐ろしく悪かった〜。
あと、カメラはやっぱりいいよね〜。