『どうにかなる日々』『あさがおと加瀬さん』の佐藤卓哉 監督作ということで。
3分間だけ時を止めて、その時間内で本当の自分をさらけ出す主人公とヒロインのお話。
純粋な百合物語な話…かと思っていたら、本質は全然違う『素直な自分』がテーマで面白かったです。
『私となら同じ時間を共有したいんじゃない？』『森谷さんは私のこと好きなんだよ』など、 物語のセリフひとつひとつがなかなか刺さった。
"好き"って言うのは恋愛的な意味ではなく、しっかりと表に出せない自分自身という存在を認めてくれるような、純粋な心を持った人と接したい気持ちの表れで、でもそれって素直に人に伝えることが難しい軋轢があるから、もやもやしてしまうこともあって。
気持ちを伝えるって難しいものなんだなって改めて思った。
