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ザ・バスタードのNORIDARのレビュー・感想・評価

ザ・バスタード(2013年製作の映画)
2.9
目の前にあるものへ手を伸ばしただけなのに…

村の者からバスタード(捨て子)と呼ばれ馬鹿にされるモフセン。ある日そんな彼の家にアンテナが立つ事になり携帯電話が使えるようになると村人たちは彼を崇め始める。彼は村人から電波料金を取る携帯電話ビジネスを開始することに。
親の代から村を納め村人から年貢を取り立てていた幼馴染のラルノーバは母親の助言もあり彼の電波ビジネスを阻止しようと動く。
小さな世界の時代の移り変わりを描くミニミニゴッドファーザー!

寄り付く虫たちを拒む事なく、食物連鎖の下で咲き誇る可憐な花のヒロイン。電話じゃなく虫を携帯し続けるキャラクターは凄くパンチ効いてるのにいかんせん出番が少ない…
捨て子の主人公、村のジャイアン、そしてジャイママ、みんな破壊力高めの武器を持っているにもかかわらずキャラが弱い。
ポップなキャラクター揃いなのに重めのストーリーにしか出来上がっていないのが勿体なかった印象。

携帯という未来道具だけがあるドラえもん不在の物語は中々にシビアな世界でした。



ストーリーの設定も面白くなりそうなのに、なんか惜しい…
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