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ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービーのmのレビュー・感想・評価

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大馬鹿司会者(ザック・ガリフィアナキス)がハリウッド・スター達にひたすら失礼でクソな質問をぶつける小さなトーク番組。ある日、ひょんな事からゲストのマシュー・マコノヒーを心肺停止状態に追い込んでしまったせいで、司会者と馬鹿クルー達はウィル・フェレルに全米を回って2週間以内に10人のスター達とトーク番組を収録するミッションを課せられてしまう・・という虚実入り混じったコメディ。心身共に疲労困憊していたので、こういうのが観たかったんです。

映画全体のノリはゆるゆるだけど、とにかく失礼でクソな質問をぶつけられてあからさまに不快感を露わにしたり、逆に乗っかったりと様々な反応を見せる豪華スター達が見もの(勿論皆演技なので御安心を、と種明かししてくれるエンドクレジットがほっこりします)。何しろ本筋のロードムービーが始まる前の序章部分でさえ登場するのがマコノヒーにキアヌ・リーヴス、ブリー・ラーソンという豪華さ。とにかく色んな人が出てきます。
個人的なお気に入りは「ラ・ラ・ランド」の時と同じどこかぎこちない演技を逆に不穏さとして活かしてくるジョン・レジェンド、ごくごく微細な表情の変化のみで語るヘイリー・スタインフェルド、コンセプトに便乗して強烈な本音を放ってくるテッサ・トンプソン(ファッションがマジでクール!)。あとピーター・ディンクレイジね

「ハングオーバー!」シリーズでもそうだったが、ザックのユーモア感覚はかなり狂気スレスレで笑っていいのやら分からなくなる時もあったり。それでも意外と映画としてのストーリーラインは一応真面目に作ってあるので混乱はしない。でも正直せっかくだからもっと混乱してみたかったとも思う。
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