KAJI77

ルクス・エテルナ 永遠の光のKAJI77のレビュー・感想・評価

3.3
職業体験、映画監督編。

50分で100分の映画でした…色んな意味で非常に体力がいる…。
まさに次から次へとごった返しのカオスって感じ。ギャスパー•ノエ監督作はこれと『climax』しかまだ観られてないんですが、こういうスタイルのカメラ回しと扇動的な場面設計は他で観ることがあんまりないので、一目でこの人の映画だと分かりますね。
映像表現がほとんど飽和したかにも思える現代で、それほど特徴的でオリジナリティに溢れている監督も珍しい。本作も才能が垣間見える作りになっていて、楽しめました。

しかし、話はよく分かんなかったですね。
映画撮影あるあるがやりたかったのか?それとも現代映画の芸術性の欠乏を揶揄したかったのか?
ラスト10分は特に話がメチャクチャになってしまって何が何だか…面白いのかどうかも判別できない映像でした。こういう強引な仕掛けは舞台装置としてはギリギリ機能してないような気もします。
という事で⭐︎3.3、僕にはまだ早かった…出直してきます。
KAJI77

KAJI77