実話ベースの戦争映画。実際も混沌とした状況だったのかも知れないが、状況が掴みづらく物語の流れを把握しにくいです。
昔の話なので雰囲気を出す為の演出だと思いますが、映像画質が荒いものになっていて少々観にくい。
根本の原因が欲をかいた太っちょ軍人。撤退のきっかけが11歳の少年というのが何とも言えない歴史の妙を感じました。
戦闘シーンは派手さがないリアルな感じ。爆発シーンは火薬を使用した実際の爆発でなかなかの迫力。過酷な状況下での兵士の日々はよく描かれていると思う。
事実を淡々と大まかに映したという感じで映画的な面白さには欠けますが、戦争史に興味がある方には興味深いのかなと思います。