いつから上がってたのか、アマプラのおすすめにポンと出てきたベトナム系ドイツ人監督さんによるラブクラフト映画。「宇宙からの色」の映画化だからニコケイさんの「カラーアウトオブスペース」の兄弟筋に当たる。
“原作に忠実な映像化”を売りにしてる割に舞台が19世紀終わりのアメリカ架空都市から1970年代のドイツになってるけどドイツ映画だし予算の都合もあるだろうし、原作では単なる傍観者な地質調査員の語りだったのを行方不明の父ちゃんを探しにきたアメリカ人青年視点にしたのは原作通りだと尺が足りないからだろう。怪奇小説の挿絵の木版画のようなモノクロ映像で描かれるのどかなドイツの田舎町が、なんか知らん紫色のなにかに侵食されていく禍々しい様子は確かに原作準拠。紫色に侵された村人のアタがオカになってクネクネと化す。イミフでこわい=コズミックホラー。