このレビューはネタバレを含みます
やっぱり中盤の70年代前半のロックを引用した歌のシーンがしんどかったなぁ。弦楽器(とハーモニクス)繋がりでありながら、根本的に西洋+アフリカであるロックやバンドを引用するのは水と油だ…という観点は大友良英氏には釈迦に説法だとおもいつつうーんといった感じ。しかもそのシーンでは冒頭にあれだけカットを割り、カメラを動かしていたにもかかわらず、急に固定の画でgif画像のように単調になってしまう。ファンタジー、SFとしてもよくわからなかった。血のついた手と足元の反復はぐっと来たし、アニメでしかありえない線描の繋がりには興奮するんだけどなぁと歯がゆい気持ちに。