ドリームプランのデッカー丼のネタバレレビュー・内容・結末

ドリームプランという邦題でハッピーな夢物語を想像させるし邦題をイメージしたままだとそのように受け止めてしまうが、
原題KING Richardというタイトルを見ると分かるが、シェイクスピアの戯曲リチャード3世の悲劇と重ねた内容になっている。世の中の全てを嫌い王冠だけを愛し家族を振り回しまくると言う話だが、まさにリチャードは黒人女性初の世界最強テニスプレイヤーを生み出すために帝国を作る。

結果としてリチャード王は考える事が出来る女性である最強の妻から痛いところを突かれ、娘に選択を委ねるという方針に折れる事でウィリアム姉妹は最強になるよ、という話。

サクセスストーリーとして土台をしっかり描き、プロットもあるが、カタルシスに欠けるので見終わった後少し物足りない。尻切れとんぼ感。
個人的にセリーナウィリアムズのが知名度が高いと思っていたので、あ、セリーナは描かないんだと残念。
スペイン女便所なげーなという感想で幕を閉じた。