カステラの貴公子

生きるのカステラの貴公子のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.9
この映画のイメージは“ブランコのやつ”だったけど、観てみると本当に「生きる」って感じの映画だった。

胃がんで寿命が短い主人公が人生で初めて仕事を欠勤し遊んでみたりしたけど充実感は得られず、元部下の女性に「何かを作ってみたら」と言われ生気を取り戻す的な感じ。

ここからが面白いところで中盤で主人公の葬式が始まり、参列者が生気を取り戻した主人公の功績を考察しながら語り合うっていう。

聞こえてくるバースデーソングはミイラ男の第2の生誕か。

“いのち短し 恋せよ乙女”って「ゴンドラの唄」ってタイトルなんだ。