このレビューはネタバレを含みます
■2回目(2020/5/5)
韓国映画にしては、分かりやすく万人受けする娯楽映画。
チョ・ジョンソク演じるヨンナムの前半のダメっぷりが、良い伏線になってる。
個人的にお気に入りは、ヨンナムとウィジュのふたりでテキパキと自作の担架を作るところと、ラストの重いから持っててのシーン。
あとはユナ演じるウィジュがぶん殴ってくれたところも笑えたし、スッキリした。
■1回目(2019/11/22 映画館)
毒ガス蔓延によるパニック映画に、コメディ要素を強く入れた韓国映画。
主演チョ・ジョンソクと、ソシこと少女時代のユナが、とにかく走る・登る・泣くで忙しい。
昼間から公園で筋トレをするヨンナム。
彼は未だに就職出来ず、日頃から過去にボルダリングをやっていた名残で身体を鍛えている。
家に帰っても、喧嘩をしつつも仲の良い両親、すぐに怒鳴る姉がいて、自分という存在の意義が見い出せない。
そんな状況の中、両親を祝う会に参加するが、そこで学生時代の後輩だったウィジュと出会う。
一度は告白して断られるも、どこか彼女が忘れられないヨンナム。
そんな中、外では有毒性ガスによる大パニックが起きていた…
本当にシンプルで分かりやすい話だが、所々にあるコメディ要素が絶妙なタイミングで緊張感を解く、そして、上げるスパイスになっていた。
場面の切り替わりの気持ちよさや、クローズアップの描写が観ている人を飽きさせない要素にもなっている。
そして、個人的には、すっかり女優業メインになったユナ。
運動神経抜群なのはもちろんだが、いい表情をずっと魅せてくれるから、ほんとに素晴らしい。
アイドル主演映画としては、なかなか珍しい大ヒット作品だが、それを裏付ける娯楽映画としての要素が沢山盛り込まれているので、誰にでも薦められるおすすめ映画になりそう。