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ソウルフル・ワールドのyoshitakanishiharaのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.7
物語の設定から勝手に『インサイド・ヘッド』を頭の片隅に置きながら観てしまったけど、まったくの別物だった。
親として反省させられつつ、自分へのセラピーでもあるような、これまたとんでもない作品だと思った。
また、『2分の1の魔法』もそうだったけど、観終わった瞬間の気持ちが、観る前の想像の少し先にいっていてすごい。よくありがちな、夢とか願望が「そのまま成就する」系の話はもう不要なんじゃないかなと思ってしまう。

一端の親として、こどもが小学生くらいのときには『インサイド・ヘッド』を意識しつつ、義務教育終わりくらいで『ソウルフル・ワールド』の精神にたどりつき、家を離れて独り立ちするときに『トイ・ストーリー4』で決意を新たにし、もし妻(夫)に死別されたら『カールじいさんの空飛ぶ家』で自分を奮い立たせる、という人生がおすすめです(自分に向けて言っています)。
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