キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのyoshitakanishiharaのネタバレレビュー・内容・結末

目まぐるしい驚きの展開があるわけではないのに釘付けで観てしまう。なにこれ、すごい。

印象的なシーン多すぎるけど、オセージ族に死が訪れた瞬間の表現、とりあえず署名させたいやつと疑いつつ署名するしかないやつのやりとり、欺瞞に満ちた集団の視線などなど、いろんなタイプのゾクゾクがある。

しょうもない人間を演じるディカプリオ最高だし、それに対するモリーの表情もまたたまらなかった。

史実をもとにした作品で、ラストやエンドロールに実際の映像や写真をだして締める映画は数あれど、このパターンは度肝抜かれたし、一気に他の作品とか現実社会そのものに頭が移行していく体験も最高でした。