【10代か30代に響くんじゃないか映画】
ずっとジャズピアニストになりたかったが挫折して、音楽教師として務める主人公。だが心の中では現状に満足しない主人公が事故に遭い生前の世界に迷い込む。そこで「生まれる前の魂」は「自分だけの何か」を見つけないと現世には生まれ落ちる事はできないという。
伝えたかった事は「誰しもが何者かにならなくていい。ただ生きる事は素晴らしい」という事なのかなと感じた。
が、私はこのメッセージに共感できない派だった(あんぱんまん派)ため、いまいちマッチしなかった映画だった。
ただ、ひとつひとつの絵やモチーフが独自的でとても面白い&魅力的!
生前の世界の透明でガラス板にかいたような役人?たちのビジュアルがとても面白いし、共通思考をもってるのも不思議な世界観をより演出されててとても良かった。
また、メンターの人生をハイライトする時、人生の代表的なシーンを切り取って美術館のように飾る(何かの映画で見たけど思い出せない)様がとても綺麗。自分だったらどうなるだろう?と思わず考えてしまった。
単純にこの映画こうだったよね、じゃなくて見る人によって感動する所が変わってきそうな映画だった。