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ブラック アンド ブルーのtanakaのレビュー・感想・評価

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)
3.7
えっ、ナオミ・ハリス何歳?!?!と思わずにはいられません。目立たないけど、かなり鍛えてるんだろうなあと思わされました。

汚職警官ものですが、天災被害で行き詰まった街に暮らす人々の苦悩や閉塞感により、警察官含め、モラル、規範が軽んじられた環境。そんな中、自身の信念に基づき正しいと思った事をやり通す主人公はカッコ良かったし、それによって周囲が少しずつ感化されていくのが良かったです。何も変わらないと諦めるのは簡単ですが、それはコントロールできないことに苦悩するから。僕らにできる事は、日々の1つ1つのアクションであり、それが巡り巡って良い方向に世界を導けるのではないか、そんな前向きなメッセージがサラリと挿し込まれていたと思います。

100分程度の長さと終始流れるハンズジマーっぽい不穏な音楽、序盤から終盤まで張り詰める緊迫感など、興味を持続させる作りになっていたのも良かったです。
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