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万歳!ここは愛の道のmのレビュー・感想・評価

万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)
3.0
これを好きとか嫌いとかそういう次元の感想は書けなくて、途中私は何を見せられているのだと思ったしどこまでがリアルでどこがフィクションなのか分からなくて(chapter4以外)ただただしんどくてキツかった。人の数だけ恋愛の形があるとか恋愛には正解がないなんてよくある言葉しか思い浮かばないが、これを観て私はもう恋愛したくないと思ってしまった。人を好きになったら幸せなことももちろんあるけどしんどいことのほうが多い。私もこうなってしまうかもしれない。誰も好きにならなければこんな思いをしなくて済む。誰かを愛することは頭も心も体も全身全霊使ってめちゃくちゃ体力がいる。登場人物達は誰も悪くなくてそれぞれに生きていて生々しくてくそでクズでいとおしい。『万歳!ここは愛の道』って素晴らしいタイトルだなと思った。

chapter4 、石井監督が返り血を浴びながら走っているシーン、ここは映画的でめちゃ好き。そして石井監督は本当に映画しかないんだろうなと思った。映画を撮るために生きてる人のような気がする。また他の作品も観てみたい。
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