jonajona

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストのjonajonaのレビュー・感想・評価

4.8
全員めちゃくちゃかっこいい。
黒幕じみてきた悪人も、
おちゃめなギャングも、
何を考えてるのかわからない正義漢も。
みんな古い時代の生き物。

常に郷愁漂う音楽も最高。
チャールズブロンソン演じるハーモニカが吹くメロディがクセになって耳に残る。
絶対に負けないという自信からか悪漢に囲まれても銃を相手が手にしててもピューロ〜♩ってな具合。いいなぁ
西部劇だなぁ〜…

たくましいヒロインも黄金色の肌が眩しく美しい。腕力もない、未亡人ながら誰にも負けない力強さがありますね。見惚れました。

アクションシーンも一つ一つアイデアに溢れてて、ジャケットにもなってるこの冒頭の汽車駅の両側に男たちが対峙するシーンも大変秀逸。
(てか、このシーンの人達が主人公メンツだと思ってたので、バカスカ死んでくから笑ったわ!)

ハエが顔にたかって、プライドなのか何なのか手で払わずしかめっ面で何とかしようとする男の無様とお茶目さよ。笑


ラストでは、新しい駅の建設に向かって大勢の人々が労働に向かっている。
振り上げるハンマー。枕木を運ぶ男たち
町が生まれて世界が変わるその傍で、ひっそりと画面から退場していく古い男たち。そして残るはたくましい女と労働者。
まさに昔々のお話…
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