最初の晩餐のtheocatsのレビュー・感想・評価

連れ子同士の再婚家庭にまつわる”家族の有り様”を情緒たっぷりに問いかけるいかにもな邦画的お涙劇場。

正直、数度の涙場面には辟易していたが、妻や長男の「謎」が挟まれたことで、そのミステリーゆえに最後まで見させられてしまったという感じ。

キャスト陣のバランスが取れていたという印象はないし、総合的に成功しているとも思えなかったが、山並みのある田舎風景に郷里的懐かしさを感じてしまった。その景観だけでも見た甲斐はあった。