シミステツ

最初の晩餐のシミステツのレビュー・感想・評価

最初の晩餐(2019年製作の映画)
3.2
「これ、親父が初めて作ってくれた料理です」

父の死。お通夜ぶるまいは自分で作ると言う母。
運ばれてきた目玉焼きをきっかけに蘇る記憶。
最初の揉め事は味噌汁。

写真が冷たい。
被写体に愛情がないと言われたり。
父親をめぐる記憶。

最後に食べた食事はすき焼き。

互いに知らないことだらけでも、
食事の思い出がひとをつなげる。
食卓を囲めば、それは家族だった。