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アルプススタンドのはしの方のkurageのレビュー・感想・評価

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タイトル通り、アルプススタンドの端の方で繰り広げられる青春群像ドラマ。高校の演劇部が作った原作を映画化。

記憶の奥の方に潜んでいる高校時代の夏が鮮やかに蘇った時間だった。
高校の部活最後の試合を終わらせる役割を不運にも担ってしまった選手は、トラウマを背負いながらしばらく生きることになる。その辛さは容易に想像できるので、矢野くんの存在がこの映画のやさしさ、あたたかさに繋がっていたと思う。ちなみに矢野くんは画面には現れない。それなのにピッチャーの園田くん同様に存在感たっぷりだ。

とはいえ、都合の良い展開がちらほら。神様が高校生を動かしているかもしれない。
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