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エンドロールのつづきのkurageのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
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主人公サマイ役にスカウトされたラバリ族の少年がみずみずしい存在感を放っている。

映像の光の不思議を手と光を交えた表現で描かれており、印象的なショットとして記憶に残る。

本筋の話に都合の良いように友人たちが存在するところや、貧乏なのにお母さんの料理がとてもそうは見えないところには違和感があるけれど、サマイの映画への執着はすざまじく、その後映画の道に進む序章段階だと感じた。
原題『Last Film Show』ではなく邦題『エンドロールの続き』の方がしっくりくる。

監督の実話を下敷きにした話とか。
インドのニュー・シネマ・パラダイスとどこかに書かれていたけど、スタンド・バイ・ミーもあわせててんこ盛りになってしまったため、かえって濃度が薄まってしまったような。
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