事実は小説よりも奇なり
1998年 イギリス作品
小説のアイデア探しのため
見知らぬ人を尾行する
作家を目指す男 ビル
ある日、彼に尾行され
それに気づいた男 コッブ
尾行が趣味のビル
空き巣が趣味のコッブ
ビルはコッブの弟子となり
そこに金髪女が加わり
奇怪な事件に巻き込まれていく
過去と現在
入り乱れる時間軸
場面と場面をパズルのように
つなげながら観るスタイルは
難解ながらも新鮮
少ない登場人物で
二転三転するストーリー展開が面白い
映画では
ビルの書く小説よりも
映画の中の事実の方が奇怪だったけれど
現実では
監督が描く映画の脚本よりも
社会の方が奇怪であるかもしれない
と深読みさせられる