うえびん

フォロウィングのうえびんのレビュー・感想・評価

フォロウィング(1998年製作の映画)
3.7
事実は小説よりも奇なり

1998年 イギリス作品

小説のアイデア探しのため
見知らぬ人を尾行する
作家を目指す男 ビル

ある日、彼に尾行され
それに気づいた男 コッブ

尾行が趣味のビル
空き巣が趣味のコッブ

ビルはコッブの弟子となり
そこに金髪女が加わり
奇怪な事件に巻き込まれていく

過去と現在
入り乱れる時間軸
場面と場面をパズルのように
つなげながら観るスタイルは
難解ながらも新鮮

少ない登場人物で
二転三転するストーリー展開が面白い

映画では
ビルの書く小説よりも
映画の中の事実の方が奇怪だったけれど

現実では
監督が描く映画の脚本よりも
社会の方が奇怪であるかもしれない
と深読みさせられる
うえびん

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