"世界から足が消えるまで"
ブルガリアのすっごい鬱映画。代理母や貧困など社会問題も織り交ぜつつも、世界一憂鬱な人生を送るある家族の闇を見る作品。自尊心が強くて賢い女性だけどとにかく運がない。この世の不運を全部凝縮したような家庭で、夫にセックスを迫られるが拒絶し、"じゃあ何がしたい?" "この人生を終わらせたい"と答える病みっぷり。夫は姉と浮気するわ、炭鉱事故で両足を切断するわでもともとすごい貧困だったのに働き手がなくなってイリーナが一人で家計を支えなければならなくなった。そんな中イリーナは代理母の募集広告を見つけて金持ち夫婦の代理出産を受ける決意をするが。。足を失った夫が一日中テレビを見て"弾丸をたっぷり詰め込んで足に向けてぶっ放すぞ。世界から足が消えるまで"っていう妄想を日に日に膨らませてるのが怖かった。。