DJあおやま

映画ドラえもん のび太の新恐竜のDJあおやまのレビュー・感想・評価

3.3
『のび太の宝島』以来の監督・今井一暁、脚本・川村元気の組み合わせ。連載50周年記念というメモリアル作品とあって、『のび太の恐竜』を下敷きとした意欲作。それゆえにあまりに盤石に作りすぎていて面白味に欠ける少し残念な出来になっていた。
ストーリーはごちゃついていなくシンプルで、テーマもしっかりと描いて、ミスチルの音楽もベタに心に染み入る良作ではあるのだけど、あまりにも優等生すぎるというか。『のび太の宝島』の印象とほとんど同じで、新たにドラえもんを観る層には今後スタンダードになりうる作品だとは思うが、これまで観てきた層にはまとまり過ぎていて地味な印象。ミューもキューも可愛らしく、のび太の魅力も存分に引き出されているのだが、何をとっても既視感が強い。
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