真面目少女と不良少年のボーイミーツガールです。
決して派手ではないですが、少女の演技に引き込まれ、ハッと息を飲むシーンが何度もありました。好きなタイプの映画です。たった一人でどん底の時、頼れる人がいるって、信頼できる人がいるってそりゃあもうロマンチックです…。
全体の感想としては、美しく救いようのない話だなあと。受験のストレスという名の下にハードないじめというか暴行、傷害が横行する進学校、主要な人物のほとんどが地獄な家庭環境、進学が決める人生、適切でないように見えるいじめへの警察や学校の介入の方法、何の安心材料もなく安心しろ守ってやるという刑事、数えたらキリがありませんが、あまりにも社会的な問題が多くエンドロールで救われるのはごくわずかな人で、これが解決してもまだまだ無限に様々な地獄はあるというように感じてしまい、終始「守る」って一体何？何度もそう問い掛けられたような気がして本来は沈むような内容ではないのでしょうが自分的には静かに深く沈みました。。
