やす

少年の君のやすのレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
4.4
重そうなテーマだけど、filmarksの評価がとっても高くて、期待しての鑑賞。
この切なくて胸が苦しくなるような映画に、心を掴まれました😢

いじめがメインのテーマだと思うけど、苦しくなるような純愛もテーマなんですね😢

チェンの誰も見捨てない勇気ある姿勢に、頭が下がる。
校舎から飛び降りてしまった女子生徒に、自分の上着をかけてあげるような優しくて勇気あるチェンが酷いいじめをうけるなんて、理不尽でならない。。

そんな彼女とチンピラのシャオペイが出会い、相手を想うがゆえの純愛と二人の涙に、心を掴まれます。

終盤に二人が涙を流すシーンが二度あるけど、最初と次の涙は意味が違うように見えました。

この事件が投げかけたテーマは、その後に大きな意味をもたらしたようですが、まだまだ学校に限らず職場等色んな場所で起きているから。

何もしないで諦めたり、見て見ぬふりだけはしてはいけないと、改めて感じました。

岩井俊二監督作品の『リリィシュシュのすべて』は、いじめのシーンが凄まじいと聞いて、見れない私ですが…。
この『少年の君』も辛かったけど、見れて良かったと思いました。
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