さ

少年の君のさのネタバレレビュー・内容・結末

少年の君(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

政府の息吹を感じるエンドロールだったね
冒頭のシーンがなけれ観ていられなかった、と思う
学校はあの子を守ってくれなかったのに、なんで信じられると思うんですか? いじめをする人がいちばん悪いのに、いじめを見て見ぬふりすることしかできなかった人がいちばん罪人のような気分になる
いじめの標的になった少女と、彼女に助けられた、集団暴行を受ける不良少年の話 ふたりは大丈夫、と思いながらだとしてもいじめのシーンは怖くて、でも実際にもっと酷い経験をしている人はいる 大丈夫なのはこれが映画で、チェンニェンが頭のいい、努力できる子だからだよな、と思ってしまう
二人が出会ってすぐ、何も言わずシャオベイのバイクに乗るシーンだけですこし泣きそうになる 大人は誰も頼れないから、不安定でも子供同士で寄りかかるしかない 真剣に向き合ってくれる大人がいるのは救いだけど、いるだけじゃだめで、今すぐに助けてもらえなくちゃだめだ、大人たちは向き合うだけじゃなく具体的な行動を起こさないとだめだ、被害者が加害者になる前に解決しなければ、というメッセージも感じる
さ