このレビューはネタバレを含みます
冒頭で主人公がどこか昔を思い出すような目をしながら生徒にwasとused to beの違いを説明する。
wasとused to be
どちらも過去を表すがused to beを使うと''失った''表現になると。
次のシーンで"遊び場がパラダイス''と字幕が付き、最後には"遊び場がグランド''に変わる。
楽園だったのに(失った)
(単なる)グランドだ
この少しのシーンでこれからの物語を表している気がして序盤から惹きつけられた。
楽園=シャオベイ
を表しているのかなと思った。
誰かが味方でいてくれる、一緒にいてくれる存在は明日が大きく変わる。
2人が互いが明日を変える存在なのが分かる。
チェンは優しいわけでも、お人好しなわけでもなくて人の痛みが分かる人だからこそ手を差し伸べた。
辛い思いはしたくないし出来るなら避けたいが、人の痛みが分からない人間より、辛い思いしても人の痛みが分かる人間でいたいと思った。
シャオベイがチェンの後ろを歩いてるシーンで終わるが、いつか2人が並んで歩いていたらいいなと思う。