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ブラック・レインのQIのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
4.3
【午前十時の映画祭】

“命と引き換えに手にしたもの”

監督:リドリー・スコット
主演:マイケル・ダグラス、高倉健

普通はこう紹介される本作ですが、自分にとっての主演は紛れもなく、

松田優作

公開時には大好きなスコット監督の新作ということで勇んで劇場に足を運び、『エイリアン』チックなライティング、『ブレードランナー』チックな街の風景、そしてダグラス&健の友情物語を楽しみましたが、そんなことが霞んでしまうくらい、彼の狂気をはらんだ鬼気迫る演技に衝撃を受けました

そして直後に飛び込んできた彼の訃報

病に冒され生死の選択を迫られながら、本作で佐藤を演じることを選んだ彼

旧態然とした組織を飛び出し新しい世界で暴れることを望んだ佐藤

日本を飛び出し世界という舞台で俳優として活躍することを望んだ松田

二人の姿がオーバーラップして…😢

そして彼が残したもの

彼が病に冒されているということを知る由もないスコット監督は、当初予定していなかった結末も同時に撮影、そしてそれを採用し

評判を聞きつけたデ・ニーロは彼との共演を望み

そしてもちろん本作の強烈な演技で、その存在感を観客だけでなく多くの映画関係者の脳裏に刻み

『ダークナイト』のヒース・レジャーのように“松田優作”という俳優の名前と生き様はこの作品と共に語り継がれていくことでしょう🗡🏍

The 完 End

p.s.
音楽♫:ハンス・ジマー
既にこの頃からジマー節?で物語を盛り上げてくれていました😉

ただ日本🇯🇵と中国🇨🇳の区別がついていないあるあるが少々w
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