「ルパン ロマンチストじゃなきゃ
考古学なんてできないのよ」
「泥棒もな」
『ルパン三世』の劇場版第7作であり、シリーズ初のフル3DCGアニメーション作品。ハードボイルドな作画のルパンが好きな私としては、ピクサーライクな3DCGに抵抗があり劇場鑑賞は見送ってました。なので今回が初鑑賞。
ベタベタのストーリー展開に驚きはないものの、ルパン一世つまりアルセーヌ・ルパンを絡められるとワクワクしてしまうのはファンの性ですね。ポスターにもなっているハットとステッキを持ったルパンのシーンは、歓声を上げてしまうほどテンション上がった✨そして何よりこれ程までに作画の変化があっても、軸はしっかり『ルパン三世』なのがとても良かったです。意図的に"ルパン三世"らしさを感じさせるオマージュが取り入れられ、特に監督が『カリオストロの城』の大ファンということもあって、爆走する黄色のフィアットや建物の屋上から屋上へ飛び移るルパンなど見覚えのあるシーンがちらほら🤭新鮮さはなくとも及第点！古代遺跡の謎解きは面白かったし✨もしまた3DCGのルパン三世があれば次は劇場に足を運んでもいいなー。
今回の3DCGで何よりも良かったことは...3D次元がめちゃめちゃ格好良かったこと！！髭の質感とかがリアルだったからか、はたまた他作品と比べて目を見せる場面が頻繁だったからか🤔まぁ何にせよ滑らかになっても損なわれない男らしさが素敵だった。帽子の影から除くニヤリとした笑みが色っぽー！！惚れました💕本作は小林清志さんが次元大介を演じた最後の作品。最後にとても良いものを残してくれました。私は心を盗まれてしまったようです笑
『ルパン三世』の3DCG化をずっと待ち望んでいた原作者のモンキー・パンチさんが、本作の完成を待たずに亡くなったのは本当に残念。様々な人の作ったルパンを見ることが好きだったモンキー・パンチさんこそ誰よりも完成を心待ちにしていただろうにな😢映画の締めにはモンキー・パンチさんが生前残した「これからもルパンを世界に向けて、いろんな冒険をさせたいと思います。」という言葉。ジブリやディズニー、名探偵コナンと並んでルパン三世のシリーズも私を育ててくれたアニメ映画の1つです。だからこそ原作者のモンキー・パンチさんにはたくさんの感謝を贈りたいです ˖ ࣪⊹
