太郎z

ブラック校則の太郎zのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック校則(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

うわあ......!!良かったよ~~~!!

感想書きたい、皆の読みたい...!!って2年ぶりにFilmarks開いたくらいにパッションが沸き上がった!!!

「ブラック校則」ってタイトルで、どんなブラックな校則が出てくるのかと思いきや(下着の色指定、生理でもプール等)、拍子抜けするほど全然ブラックじゃない。

【と、思ってしまうところ】にこの映画の意義があるような気がする。


スカートは膝丈、ネクタイはしっかり結ぶ、髪は黒、地毛が茶色いなら地毛証明書の提出…うん。この映画に登場する校則は至って「普通」であり、私たちは何も疑問に思わず受け入れてきたものばかりだ。タイトルがオーバーなのだろうか?

…いや、違う

これを【普通、当たり前と感じること】こそが、問われている。
考えること・感じること・疑問に思うことを放棄しており、本来あるべき自由を捨てているのだ。いつの間にか私たちは、本当の自由とは何かも考えることなく、自由を求めもしない人間になってしまっている。そこに気付いてゾッとした。そしてそこが面白かった。


若いってのは良いな、と思う(歳になってきた)。
ただただ、ずっと彼らが「制服」姿なのも良かった。私服出てこないw
…分かる。嫌だダサいと言いつつ、何故か制服で行動しちゃうんだよねーーーーーーなんでだろうなーーーーーー遊びに行ってもすぐ○○高校ってばれちゃうのにね笑

制服で走るシーンは、キラキラ眩しすぎてもう目が潰れる。そのまま清涼飲料水のCMになる。THE青春。いいな~~~~青春だな~~~~って簡単に言ってしまう年齢になった。
夜、病院へ走るシーン、背中がもうヘタレのそれで、佐藤勝利くん上手いな...って思った。走り方やべえよ…w 多分、コンサートDVD見たらギャップにちびると思う。

映画内で彼らは学校の不自由さに縛られるのが嫌だ!!と格闘するのに、こちらとしては青春だな~~~~~制服って良いな~~~~~と軽率に思ってしまう。アンビバレンツ。
うるせえよジジイって言われそう。ババアも懐古するんだよ。いや、ジジイババアだから懐古するんだよ……(遠い目)


ほっしゃんがくそ嫌いになるwごめんw程度に違いはあれども、ああいうやついたよなー。

たまにゆるい感じのいい大人がいるのが良い。掃除のおばちゃんは全体的に大好きなんだけど、「そこ掃除するからどいて」が一番痺れた。ああいう大人になりたい。ラスト笑ったw


子どもの頃は学校が世界の中心で、人間関係色々あったら本当に死にたくなる。そこに、ちょっと世間から外れた、「大人」からは煙たがられてしまうような大人が、やっぱり必要である。これは声を大にして言いたい。
生き方には多様性があり、価値観は千差万別。あなたを受け入れてくれる居場所は絶対にどこかにある。変な大人を探せ。逃げろ。誰でも、自分のやりたいようにして良いし、居たいところにいて良いのだ。


髙橋海人くんの告白シーン、うわああかわいいいいい!!!!???ってなった。可愛すぎて意味わからない。クネクネヘラヘラも可愛い、多分、本当に告白するときって、あんな感じになると思う。でもちゃんと決めるときの顔と声が良い。
そしてフェンス越しに一瞬唇を舐めるところが最高。あれカメラマン悶絶したのではないだろうか。ちょーーーーーーど、フェンスの網目から顔が見えるんだもの!!!!!そしてペロっと。もうすげえよ。主役はお前だ。

成海璃子が先生役か~~~~~!!!そっか~~~~~~
時の流れを感じる。でも今27だもんな。撮影時25、26だとしても別に変じゃないよな。ちょっと年上の美人せんせい。...良いよな。それにしても乳がでかい。小走りでも揺れる。そりゃ好きになるわ。納得した。
いや、真面目に話すと、「最初から好き。作文で褒められたから好きになった」は最高だなって思った。恋に落ちる瞬間なんかそんなものだ。最初から、って本当最初からなんだよ。きっと私が同じように作文を褒めたとて、海人君は好きになってくれないだろう。

かんざしつけたところが~とか、言われたら、嬉しいのと困るのと悲しいのとゴチャゴチャして、心が落ち着かなくなるんだろうな。だってあんな可愛いくて素直な子に告白されるんだもの。でもしっかり断っているのが教員として素晴らしい。そして、彼も先生のそういうところが好きなんだと思う。
かんざしが18万円だったとか、おいおいおいお前、いつのどこからそれが繋がるんだ~~~~???って嬉しくなる。高橋海人良いな~~~~~~


メイキングちらっと見たけど、出欠確認のときの登場で何回もやり直ししていた。「ここは中弥劇場で、独断場で」そしてちらっとこぼれる本音「俺、そんなパリピじゃないんすよ…」(多分そんな感じのこと言ってた)か~~ら~~の~~あれである。絶妙に役柄とも合っていそうで良い。そこはかとない高橋海人感が良い。

そもそもね、「面白かったら笑うよ?」ってセリフがもう人格の全てを現している。良い。大好きだ。


なんだか高橋海人ばっかり目が行っちゃうんだけど、佐藤勝利も相当凄い。あのナチュラルなヘタレ感、いるいる、あるあるのオンパレード。そして自分にも当てはまるから胸がぎゅっとなる。言いたいのに言えないこと、権力に屈してしまうこと、大人になってもある。でももう大人って上手くかわせる、というか、力を抜く術を知ってしまっているんだよな。少し悲しい。
さっきも行ったけど、佐藤勝利くんで一番好きなのは病院に走る後ろ姿。全然スピード出ない走り方で情けないのに必死さが伝わる。最高。青春って必死さなのかな。いつの間にかどこかに置いてきてしまった。


……こんな感じ。書きたいことは書いたかな。

これ見たきっかけは、キンプリのファンクラブに入ったから。他メンバーがきっかけなんだけど、ツイッターでとにかくこの映画をオススメしてくるアカウントがあって、洗脳のように流れてくるからつい見ちゃったよね。推しの作品より先にこっち見ちゃったよね。
その方は映画アカウントで、【映画を沢山見ている人がジャニーズを推していた】のが気になった。「学生役もっと演るべきランキング第1位は、ぶっちぎりで髙橋海人くん」多分、本当に上手いんだろうな。そう思ったから見た。本気だからこそ伝わる、ファンの拡散力って凄いと思う。...結果、最高でした。その節はありがとうございます。

髙橋海人くん、ライブでお会いできるのを楽しみにしております。倍率エグいらしいけど、会いたい。ヘラヘラエヘヘと笑って欲しい。


――以上!!
太郎z

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