恵比寿でダブルヘッダーの2本目は、“市民、暴力、権力、その所有をめぐる映画祭” にて。
2010年代のブラジル、高校生3人が語る闘争の歴史。そもそも政治が無茶苦茶なので思想的では無く、主に軍警察による圧力。催涙弾平気でぶっ放す。対抗するには行動力と数、ラッパーのように煽る。
公立高校削減に抗議し、闘争の知識が無い中で、チリの占領手法を真似て学校に立て籠る。緊張感もある一方で、キャンプのような連帯感も。
抗議の拡大で廃案に追い込むも、次に政府は給食の廃止を目論む。
日本の闘争や集会とは違うが、若者の意識と行動力には感心する。等身大で、しかも後進の育成まで。
日本はいつまで、政治と無関心でいられるのだろう。