吉田ジャスティスカツヲ

Mank/マンクの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

Mank/マンク(2020年製作の映画)
4.0
ハーマン・J・マンキウィッツ。
映画『市民ケーン』の共同脚本家が、ソレを書き上げるまでを描くという…
【伝記映画です。にしても、いよいよ誰っスか?】な作品🤔

名作が生まれた苦闘の裏プロセスという、映画ファンには直球でアピールする題材。
舞台となる1930〜40年代のスタイルを徹底し、わざと合成感を出すなど【フィンチャー監督のこだわり映像】が、魔法のように観る者をタイムトリップさせてくれますよ👍

『ファイト・クラブ』でも語らせたフィルム細部の薀蓄の踏襲などマニアックさもちらつき、フィンチャー作品らしい先鋭さ、強烈さ、人物の偏執ぶりはが極力抑えられ、おなじみコンビの音楽も正統アプローチで逆に新鮮ですな😏


しかしながら【背景を予習して観た方が、人間関係がわかりやすい】のも事実😅

当時の州知事選のいざこざが現代に通じてる皮肉も含め、とにかくアカデミー賞向けに作られてる感がバリバリであり【私はそういうのはあまり好きではありません】でした😩


監督や俳優目当て、市民ケーンが好きなど…
少しでも外的な要因で興味を持たないと、ツライかもしれません。