疲れたときはインド映画！
なんだか最近疲れが取れないので、『サーホー』に続き今作を観ました。まあ、間にいくつか観ましたがインド映画が一番楽でしたねー。
今作も『サーホー』に続き当たりでした。ボリウッドと言うだけあって、往年のハリウッド映画（80年代から90年代）の現代版という感じで、オマージュ元はたくさんわかりますが、それでも少し前のインド映画でよくあった「こんなハリウッド映画みたいなことがしたい」的な過去のハリウッド映画の影響下だけではなく、「あの当時のハリウッド映画が好きなんだ！」というオマージュ（80年代から90年代ハリウッド映画への愛）を感じ、当時の娯楽作を現代に甦らせている辺りがとても好印象でした。
今のハリウッドでそれを感じるのは、マーベル映画とかかな、とは思うけれど、それでも最近流行りの思想とかの波に呑まれていたりして、マーベル映画の中でも面倒臭いのも僕的にあるので、疲れたときに何も考えずに観ようとは思わない。僕的にはハリウッドが真面目になったことで、得たもの失ったものでいうなら、娯楽性がかなり減ってしまったのは、往年のハリウッド映画好きとしては寂しいところ。
でしたが、
そこにボリウッドが出てきてくれたので、今後は疲れているときにはインド映画を観ようと気楽に思えるのは助かります。
ひと昔前なら、ボリウッドはそこまでのクオリティを感じませんでした。しかし、最近はかなり洗練されているために映像クオリティ的にも引っかかることがなくなりました。映画を観ようと考えたときに、昔みたいに娯楽映画ならハリウッドかな、という一択ではなくなったのは嬉しいところ。
で、今作のレビューですが、今作はインド映画なのにあまり踊りはなく、ガンアクションやカーアクションなどが多く、インド映画＝踊りがしんどいという方にもお勧めできるかと。踊るシーンもハリウッド映画でいうなら日常シーンでの一コマ的な、言ってしまえば真剣に観なくてもいいけど映画としてなくては困るシーンなどで踊ってくれるので、ぼけーっと眺めていられる休憩的な感じなのでよかったです。
あと、往年のハリウッド映画みたいに、リアリティより娯楽性を優先しているので、細かいことは考えずに勢いだけで観るに適しているのも、個人的疲れない要素なんだなぁ、と思いながらぼんやり観れたのがよかった。『サーホー』も今作もよかったので、いずれコレクションに購入しようと思います。
疲れたときは、ぼんやりインド映画！
そして観たら寝る、って感じで。
