しらす

シャン・チー/テン・リングスの伝説のしらすのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

久々に映画を観ながら
「なんかモヤモヤする」と思いました。

その原因が今作で描いた要素が多すぎること。
それだけでなく、何が解決したのか良く分からないこと。

まず、描いた要素は、「父と子の確執」「兄と妹の確執」「父が仕切る組織」「母の死に対する後悔」「母の村に伝わる怪物との戦い」「母の村の特殊性」「主人公が行った復讐に対する後悔」「父に捕らえられテロリストにさせられた俳優」などなど、
これだけの要素を詰め込んでいるから、何が解決したのか良く分からないんだよなぁ。

一番嫌なのは「兄と妹の確執」に対しての解決の仕方。
6年間以上の恨みは、闘技場で戦って兄に勝てたから解決したらしい。それで仲良しこよし。
恨みとはそんなものなのか?
こんなことで解決してないと思っていたので、ずっと妹は何かしてくると思っていた。


さらにもう一つ「モヤモヤする」原因は、
説明の甘さです。

殺しても復活するという母の村に封印されていた怪物は結局倒せたってこと?
なんか封印してるように見えなかったけど。
それに怪物が出てくる穴は岩で封じてたけど、それでいいの?一時的なもの?

動く竹林は、ヘリか飛行機で飛べば良くない?
飛ぶのがダメなら、「父が仕切る組織」は国家に対しても暗躍してるんだから、衛生で写真とって、規則性を見つけ出せば良くない?

一番よく分からないのは父親の下っ端たちが、
父親に従う理由よ。
自分たちの命が危険に晒されたら、あっさり寝返るってどういうこと?

こんな感じの映画でしたが、
アクションや映像は綺麗なので映画館で見る価値はあります。
フェーズ4はどうなっていくんだろう?
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