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シャン・チー/テン・リングスの伝説のQIのレビュー・感想・評価

4.2
“♪Welcome to the MCU/Phase4♪”

マーベルコミックではキャプテン・アメリカやスパイダーマンを弟子に持ち、超人以外のヒーローでは最強と言われているシャン・チーが満を持してMCUに参戦!

冒頭から「これホントにMCU?」というノリでのスタート。

カンフー映画として…

50年近く前、ブルース・リーの登場によるカンフーブームから生まれたシャン・チー

ブルースを思わせるキメポーズ

いたるところに見られるジャッキー作品へのリスペクトを感じさせるアクションシーン

そこに最新のCG技術と音響効果が加わり、今の時代だからこそできる新しいカンフー映画としてとても見応えがありました。

カンフー対決シーンのカメラワークもバッチリ

終盤のバトルシーンの音響の迫力はさすがIMAX

そして久々のトニー・レオンのカッコよさ

シャン・チーを演じるシム・リウが少々地味なルックスのせいもあって、かなりトニーに持っていかれた感がw

メンガー・チャンもヨカッタw

MCU作品として…

序盤はどうなることかと思いましたが、次々とMCUネタが放り込まれ、どんどんMCU感が増していきました。

アイアンマンとの絡み、ハルクキャラの登場、ワカンダを思い出させる村の存在、そして間違いなく繋がって行くであろうドクストの世界。

極めつけは、マルチバースに続きマーベルコミックから放り込まれた新たな世界観。

現在配信中の『What if…?』の第4話でも登場したその世界観が今後も繰り広げられて行くことになりそうな予感が…

第4話の配信が9/1、本作の公開が9/3

これがマーベルスタジオの策略だったら恐ろしすぎ。

ポスクレに登場した某キャラも『What…』に思わせぶりな登場の仕方をしたことを考えると、ますます毎週の配信から目が離せなくなります。

『ブラック・ウィドウ』がインフィニティ・サーガのエピローグ、かつPhase4への橋渡し的作品だったことを考えると、本作が本当の意味でPhase4のスタートを切る作品になっていたと思います。

次回作は『エターナルズ』

2ヶ月後が待ち遠しい🤤

p.s.
とうとう全興連とDisneyの話し合いがついたみたいですね。
いろいろな意見があるかとは思いますが、より多くの映画ファンがDisney作品を劇場で観ることができるようになったことは素直に喜ぶべきことだと思います🤗
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