たまお

ソー:ラブ&サンダーのたまおのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
4.0
期待通りと期待外れの両方で面白かった。ラブアンドサンダーとはそう言う意味か。

冒頭からクリスチャン・ベイルの入り込んだ演技にググっと引き込まれました。
このままダークな感じで進むのかと思いきや、顔色の悪いナタリー・ポートマンでシリアス路線に突入かよ…と思う間も無くいつものわちゃわちゃした感じになり、裏切られつつもいつも通りの雰囲気で楽しかったです。

今作は、これまでのMCUの経緯から自然とハードルが高くなり、話を紡ぐのが大変だったかと思います。
そんな中でも、前述の大物二人を引っ張り出してしっかり見所を作った上で、以前とは異なる作風・世界観への方向転換を成立させているのは、流石タイカ監督だと感心しました。

まぁ思い切ったストーリーや設定のせいで、少しとっ散らかってる感は否めません。ちとやりたい放題な感じ。
でもナタリー・ポートマンが見れただけで後はどうでもよかったりしますw
全体的に見ると異様にテンポが良いので、これはそーゆーもんだと割り切りやすかったです。

今までの小ネタトリビアも沢山あり、例のカメオ出演も継続してたし、ゴーグはいちいちジェーンの名前を間違えるしで、結構笑わせてもらいました。
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