なんというか、とても真摯な映画だなと思いました。
とある死と、それに対する様々な者達の向き合い方に関する物語です。
自分は映画の最初から最後まで、視聴しながら色んな感情によって涙を流したと思います。
大切な人を喪うのは悲しいし胸が締め付けられる事もあったけれども、必ずしもそればかりが胸に残る訳ではないのだという、すごく当たり前の事実に真剣に向き合い続けた二時間四十分。
あらゆるシーンで共感する事が多かったからか、不思議とその長尺さは感じませんでした。
死を悼み、そうしてやがて進むという普遍的で美しい映画。
観て良かったと、心底から思えた作品です。
