りめんばーみー

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのりめんばーみーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これは喪失と成長の物語

【ヒーローものとしては不満】
どうしてもスッキリ感が物足りない。私がマーベルに求めるものは、ワクワクとポジティブな感動であるが、どうしてもワクワクが足りない。圧倒的に足りない。
なので、評価しない人の気持ちもよくわかる。


【でも、泣いちゃう】
しかし、チャドウィック・ボーズマンへの追悼映画として、冒頭の「MARVEL STUDIOS」のロゴから涙が流れてしまう。隣の知らないおっさんも泣いていた。
そして、ストーリーは喪失からの再生、成長のストーリーとしてかなり高得点(ただし、不満もある。後述。)。
最後の一人、服を燃やすシーンを思い出しただけで今も涙してしまう。


【ハッピーエンドが見てえんだよ】
『ワンダビジョン』『ノーウェイホーム』『マルチバースオブ…』にしろ、最近のPHASE4はバッドエンドというか、一人の登場人物に不幸を負わせすぎだろ。
今回だって、母のオコエへの叫びもそうだし、オコエ自身も悲惨だし、さらには母が死ぬ必要あんのか!?と思います。もう少し、ストーリーは深みを保ちながら、ワクワクする展開になったのではないかと。

私は『ファーフロムホーム』のように爽快からのワクワクの終わり方が好きなのです、観たいのです。


以上のように、不満はあります。
けども、チャドウィック・ボーズマンの追悼作品としては素晴らしいと思います。


また、以下、全くの余談です。
誰もが思うだろう。タロカン族と『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』が同じやん!と。
『アバター』と絡んでくれないかな。
りめんばーみー

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